>>> マディソン群の橋 ★★★★★
たった四日間だけの不倫。そこから生まれた永遠の愛。
家族の留守中、農家の嫁フランチェスカは偶然出逢った写真家ロバートと劇的な恋におちる。
伯母さんから譲り受けた本。「以前橋が燃えていた」ことを思い出して、手に取ってみました。
これまでに読んだどんな不倫ものよりも美しい物語だった。「赦されぬ愛」がここまで綺麗に、切なく、そしてなによりも純粋なものとして描かれる作品は他に知りません。
不倫というよりは、「既婚しているヒトがパートナー以外のヒトに恋をした」という印象を受けました。両者はとてもよく似ているけれど、必ずしもイコールではないと思う。
「不倫」という言葉について、あれこれ考えさせられました。
「不倫」とは、どこからが「不倫」でどこまでが「不倫」なのか。「愛」とはなにか。ヒトを愛することは、どういうことか。自分のパートナー以外のヒトを愛してしまったら、それは問答無用で「不倫」になってしまうのか。
現在、わたしたちの一般的な認識における「不倫」を肯定するつもりはありません。ただ、こんなカタチの愛もあるのだと思うのです。