『運命の迷宮』、のんびりまったり攻略中。
思いつくままに、つらつらと感想を綴っています。
無印の大団円EDから2週間後、現代の鎌倉が舞台。
舞台も衣装も一新、ということで、新鮮な気持ちでプレイを開始することができました。
……もっとも、
「八葉、現代に適用するの早すぎ」
「家の中ではせめてコートを脱げ」(朔は外出時にコートを着用しているのに、どうして八葉は室内外で同じ格好をしているのか)
「なぜ迷宮に入るたびにいちいち衣装が変わるのか」
「(迷宮だろうとなんだろうと)緊迫した場面でもカメラつきケータイで写真が撮れるのはいかがなものか」
等、ツッコミがないわけでもありませんが、それはそれで。
全体的に、スチルの質が全2作よりも上がっている印象を受けました。複数名が映っているものも多くて、なんだか新鮮。コンプリートが楽しみ。
しかしデータが引き継がれないので、レベルアップは必須。鎌倉編が比較的さくさく進むのに対して、迷宮編が遅々として進まない。2週目以降は、もうちょっとスムーズに行くといいなあ。
大団円EDを迎えるためには、一度全員のEDを迎えなければならないはずなのに、絆がゼロの状態でスタートするのがなんとも不思議です。術集めも兼ねて、事務的に戦闘を重ねる必要がありますね……。
以下、クリアしたヒト順にほそぼそと感想。随時追記。
[ 平敦盛 ]
さほど迷うこともなく、まずは敦盛ルートを進むことに決定。
相変わらず優しくて、はにかみやさんで可愛くて、控えめな敦盛。某氏も触れていましたが、またもや男っぷりが上がりましたね!ショートカット、似合うー。
初・クリスマスイベントは、しっとりと。飲みものの買出しに行く敦盛にくっついて、一緒に外に出る神子。用事を済ませたあと、敦盛に誘われるまま、どこかへ連れて行ってもらうことに。……一切荷物を神子に持たせようとしない敦盛に、男らしさを感じました……。どきどき。
たどり着いた先は、とある民家。
仲良くクリスマスの飾りつけをする子どもたちの姿に、兄・経正らへの想いを馳せる……これまた敦盛らしく、優しいクリスマスの夜だなあと思いました。
終章、格好よかった……!身を呈して神子を護る様が、とても素敵なスチルでした。話の流れ的に「もしやまた無印と同じ扱い(=怨霊化)になるのでは」と、やや不安が過ぎりもしましたが、今回はそんなこともなく、一安心。叶うものならやっぱり、敦盛当人の姿をより多く拝みたい。その点において、運ラビは◎です。
EDは、はるかシリーズを通してはじめてほろりときました。
特に時空の扉を開く直前、望美が「離れたくない!」と言って敦盛を引きとめようとするシーン(……これ、まさか全員分用意されているとかいうオチじゃないですよね?)。ヒノエや先生の励ましも、白龍の「あなたも幸福になってよいはずだよ、敦盛」(うろ覚え)というセリフも、全部、切なくもあたたかい。
微笑ましいEDスチルとともに敦盛のモノローグが流れてきたとき、ああ、この子はやっと幸せになれるんだなあと、親のような気持ちで見守っていました。……ああもう、愛しい。愛しすぎるよう、この二人。本当に、よかった。
余談ですが、敦盛を思いとどまらせようとする譲はめちゃめちゃ格好よかった。仲間とはいえ、「恋敵」を引きとめようとするんですよ!間髪いれずに敦盛を呼び止めた譲は、ほんとにいいこだなあ、と密かに感動したのでした。
敦盛シナリオだけでも(ひとまず)十分お腹いっぱいだー、運ラビ。いわゆる「でーと」もできたしね(笑)。ゼイタクを言わせてもらうと、せっかくすてきなプレゼント(カリンバ)をもらったのだから、それがらみのイベントもあったらよかったなあ、なんて。
いろんな方々の魅力を再発見することはあっても、敦盛firstの座は揺るがない。
――時間ができたら現代SS、書こうかなあ。
[ 源九郎義経 ]
当初景時シナリオに進もうと思っていたんですが、残された絆の関の数から、急遽九郎に変更(ヒドイ)。や、クリスマスイベントと終章さえ突破すればなんとかなりそうなものだったから……(実際は絆が足りなくて、結局「絆稼ぎ」に走らされたという)。
例によって、「ケンカするほど仲がいい」を地で行く二人。九郎の怪我について言い合いをしたあと、気まずい気まずい言っている望美ですが、当の九郎がけろりとしている(ように振舞っている)んだから、そのままそっとしておいたほうがいいんじゃ……と常に気になっていたのはわたしだけでしょうか;; そうするとイベントが成り立たないけれど。
とにもかくにも、望美が(九郎お手製の木彫り人形つきの)携帯ストラップをなくしたことをきっかけに、仲直り。クリスマススチルは、ほのぼのな二人。うーん、遙か1+2の地の青龍はあまり好みではなかったんだけれど、九郎は別格。意地っ張りで真っ直ぐで、かつ無邪気なところもある彼が好き。
ちなみに、ストラップは迷うことなく「金」に決定。
終盤にかけては、九郎と望美の間にある「信頼」を丁寧に描いた展開に。ラストバトル直後に発生する「手と手」スチルが九郎の1枚としてカウントされるんじゃないかとひやひやしました(笑)。やや、弁慶の「背景のみスチル」とか、前科がありますから、ね。スチルそのものは結構好きなんですけれど、やっぱりご当人登場のほうがより好ましい。
茶吉尼天=政子の本心、「ヒト」としての心が明かされたのは◎。茶吉尼天にも「ココロ」は、ちゃんとあったのね。じーんとした。……その反面、「政子」のときから笑顔でコワイこと言うキャラは変わっていないんだなと再確認。ともあれ、敦盛ルートの「あなたたちの絆の強さを見せてもらったわ」(うろ覚え)のセリフはイマイチ釈然としなかったので、それが今回解消されてよかった。その分、幻影の正体が放置状態になっていますが。たまたま初回が敦盛だったので知りえましたが、プレイ順によってはいつまでたっても「謎のヒト」のままですね、幻影。
そして、ED。……ううん、オープンエンド、かなあ。いや、悪くないんだけれど、むしろ糖度高めで嬉しいことこの上ないんですけれど、敦盛シナリオの「切ない表情で敦盛に抱きつく望美」スチルがあんまりにも印象に残っていて、それに比べるとちょっとあっさりめかな、と。
でも九郎と望美なら、これくらいがちょうどいいのかなあ、とも思う。キーワードは「信頼」――どんな苦難でも二人なら乗り越えてゆける、そんな強さが感じられるから。
ちなみに、敦盛のキーワードは「幸福」と信じています。
[ 梶原景時 ]
満を持して(?)、景時シナリオ。
一緒にお布団を取り込んだり、バドミントンしたり、プールへ行ったり(まさか、はるかキャラの水着姿を拝める日が来るとは……)。神子と親睦を深めつつ、しっかり現代ライフを満喫している景時。心なしか、積極性および恋愛色がやや増したような気がします。
クリスマスイベントは、みんなに内緒でデート!ひょんなことから、クリスマスパーティーに飛び込んできました。大人で紳士な景時に、どきどき。魔法でドレス→パーティー、という流れは、まるでシンデレラ。
――それにしても、敦盛といい景時といい、皆プレゼントをあげたりおごったりするだけの資金があるんでしょうか。有川さんちからおこづかいが支給されていると仮定したとしても、そんなに散財できる余裕はないと思うのだけれど。……イヤイヤイヤ、ネオロマンスにそんな問題は持ち込んではいけないのでしょう。うん。恐らく。
3章後編最後、景時が何者かに襲われたことにより、物語は急加速。なぜ景時は口を閉ざしているのか。彼は、なにを知っているのか。そして迷宮とは――。
絆の関を越えずとも本編に関わってくるだけに、ひとつひとつ、謎が紐解かれてゆく。景時が沈黙を貫く理由はすでに察していたけれど、「神子が迷宮を作った」という事実にはびっくりした。……弁慶の、「神子は五行を具現化できる」という発言が、ふと脳裏を過ぎりました。心のかけらを迷宮に封印することによって、茶吉尼天の侵食を防ごうとしたのね。
この一連のイベントで、「大人」な景時が見られました。でも、でも、……神子に真相を知られたからって、そんなに自分を責めないで!と励ましたくなる展開に、胸が痛い。だからこそ最後、「君を助ける」「オレを信じて」(例のごとくうろ覚え)と言い切った彼は、最高に格好いいと思ったのでした。
……うん、十分にすてきな「魔法使い」だよ、景時。
敦盛は現代に残り、九郎は帰郷前夜。景時に至っては、「その後」(=帰るor帰らない)の話題がまったく出てきませんでしたね。しかも、まだ告白していないときた。遙かシリーズでは(1、2はコンプリートしていないので確信は持っていませんが)ややめずらしい仕様、かな。でもなんだか初々しくて、どきどきしたEDでもありました。
唯一がっくりきたのが、ラストの「手と手」スチル。……これ、どうして神子スチルとしてカウントされるのか不思議に思っていたけれど、使い回しなのかー!九郎と神子の手と手が……と、あまーい雰囲気に浸っていたのにー!ああ、他のところでも登場しそうな予感、大。
[ 有川将臣 ]
プレイ回数を増すごとに、なぜか長くなっていくレビュー。
いろいろ思うところがあるからかな。
さあ、次は弁慶だ!と思ってクリスマスに挑んだところ、皿洗いを手伝っただけでイベントが終了したので、急遽ターゲットをまさおに変更(やっぱりヒドイ)。
前2作では「還内府=武将」というイメージが強かった将臣ですが、『運ラビ』では(多少年を重ねているとはいえ)普通の高校生ですね。クリスマスパーティーの買出しに行ったり、探検気分で迷宮に飛び込んだりと、年相応らしさが前面に出ていますね。肩の力が抜けたから、かなあ。
クリスマスイベント、ちょっと泣きそうになりました……。変わってしまった、と独りごちる将臣。変わらないままでいる望美。まさおの表情が切なすぎる!ひとつの毛布に包まる二人の「幸せ」が、いつまでも続きますように、と、思わず願ってしまった。
実はこのイベント、ウチの神子のあきらめがよすぎたために、一度失敗しています(笑)。「勝負はきっちりつけなくちゃね」って、対戦ゲームのことだったのね……。
将臣と一緒に勉強するイベント(まさお頭いいなあ)も、同級生に「なんとなく雰囲気の変わった将臣」を目撃されるイベントも、「将臣の経験した4年の月日」を感じさせるものでした。世界は変わっていないのに、自分だけが違う――「違和感」を拭えない将臣にとって、望美の「変わっていないと思うよ」という答えは、一種の救いになったんじゃないかな、と思う。
終盤、茶吉尼天に操られる望美を抱きしめる将臣のスチルにどきどき!なんだろう、『運ラビ』に来て将臣がひどく男前に見えてきた。
九郎、景時で大分影が薄れていた幻影も登場。さすが還内府、将臣もちゃんと正体を見破りました。崩れゆく迷宮にひとり残ったあとの幻影のモノローグがまた、泣ける。
EDは「さわやか幼なじみ」の図。見送り、という話にはなっているけれど、将臣は無事17歳に戻れたのかな……?
将臣も告白未満ですね。無印、十六夜と結構仲睦まじかっただけに(別に今回仲悪いわけじゃないけれど)、ちょっと意外。でも、これも甘酸っぱくっていいなあ。
まさおの株がめちゃくちゃ上がった、『運ラビ』でした。
……最後にひとつ。「手と手」スチルはもういいよう……。
[ 武蔵坊弁慶 ]
すでに一度、クリスマスイベントを未遂で終わらせている弁さん。絆の関が設けられていなかったので失念していましたが、弁慶の場合、2章前半の佐助稲荷神社での選択肢に注意しないといけないんですねー。「がんばる!」と、根拠のない自信を示したためにフラグそのものが立っていなかったようです。むむ、感触はそれほど悪くなかったのになあ。章を跨いで影響を与える選択とは、タチが悪い(笑)。
はい、気を取り直して。
待ちに待ったクリスマス。弁慶と江ノ島デートに行ってきました。パッケージにスチルが載っていたので、内心「がっかり……」と思っていたんですけれど、「絵のみ」と「絵+セリフ+シチュエイション」では、受ける印象が大分違いますね。雰囲気に浸らせていただきました。
江ノ島の次は、七里ヶ浜でティータイム。なんだろう、今回の弁慶はなんら「裏」ナシなんでしょうか。ただただ穏やかにイベントが進んでいきます。……ん、いや、でも待てよ。これまでのプレイを通して、弁慶、景時とグルになって「明らかになにかを知っている素振り」を見せやしなかったか。
絶対なにかたくらんでる。なにかしらの裏がある。
四つ目の関を越えるころに疑惑は確信へと変わり(この「弁さんに怒られるイベント」は新鮮だった……)、どきどきしながら終章へ。怪我の治療の一環と銘打った、謎の薬を出されたとき、瞬時に「こいつ一服盛る気だ!」と反応。ここに疑いの余地はない(笑)。ある意味「お約束」な展開にひとり大満足です。
そのあとに続く、おでこにちゅ、のスチルが切なくて……!やばいやばい、弁慶株も急上昇。望美を護るために、あえて心を鬼にする弁慶にときめき中。そして、望美に強く出られると弱い弁慶に愛。
終章の流れが先にクリアした4人と違っていたので、これまた面白かったです。幻影どころか、茶吉尼天の影もが薄かったけれど、その代わりに白龍・黒龍の神子の連携が見られたりと、見所はたくさん。さすが軍師、最後まで度肝を抜いてくれます。
EDは、現代残留タイプ。最後のモノローグまでもが可愛い弁慶。控えめに伺いを立てる姿が、あまりにも愛しい。「許してくださいね」って!許すもなにも……!
相変わらず、望美を翻弄する弁慶でいてほしい。
でも、ここぞというときは望美にトコトン弱い弁慶でいてほしい。